渓谷チェアリングとリバートレッキングを満喫する。
タイミングによって変化する自然の表情
あきる野市にある交流拠点「東京裏山ベース」で体験できる、渓谷チェアリングとリバートレッキングツアーを紹介する。
普段アウトドアには縁がない人にこそおすすめしたい、東京とは思えない里山の風景が広がっている身近に川や自然を感じられる初心者向けツアーだ。
ツアーの内容の中に防水ウェアやウォーターシューズのレンタルも含まれているので、手ぶらで気軽に参加することが可能。
まずはヘルメットを装着し、電動アシスト自転車に乗って体験はスタート。
坂道を登り、到着した最初のスポットは広徳寺。鎌倉時代に開山したと伝わる寺院で、ツアーガイドの“ジンケン”さんから境内を案内してもらいながら広徳寺の歴史にまつわる話を伺う。
本堂の裏に回ると、タラヨウという木がありよく見ると葉の裏にはびっしりと書かれたメッセージが。
木の枝を使って葉の裏に文字が書けるため、昔は手紙として使われていたそう。文字通り「葉書」の語源になったとも言われており、郵便局に植えられることが多い木だそう。しっかりメッセージを書き込み、お寺を後にする。
次のスポットでは、川辺に降りて実際に水を触ってみることに。そこでは石を川面に投げる「水切り」にチャレンジ。
普段は上手にできない人でも、ツアーの度にやり方を指南しているジンケンさんの手にかかれば、あっという間にいくつも水面を石が弾むようになるから不思議。選ぶ石の特徴や、石の持ち方、投げ方にも工夫があるそうなのでコツを覚えれば達人になれること間違いなし!
川辺には地元の人たちが散歩をしていたり、学生同士がのんびりピクニックをしていたりと、思い思いにのんびり過ごしているのを眺めるのもツアーの楽しみ方のひとつ。
最も手軽なアウトドア、「渓谷チェアリング」
次の目的地の川に到着し、最初に渡された防水ウェアとウォーターシューズを装着し、実際に川に入ってみることに。
体験の最初に案内図は渡されるものの、どこにあるどんな川かはツアーの参加者にしか知らされないという。シークレットなのも納得できる、静寂に包まれたまるで貸切かのような川辺の空間。
これもレンタルできるイスを持ちながら、ベストポイントを探しながら川の中を行ったり来たり。
実際に椅子を川の中に置いて座ってみると、青々とした緑に囲まれながら川のせせらぎを聞けるとてもリラックするできる時間が過ごせる。
そしてそのまま低温調理された豚肉とチーズが挟まったホットサンド・キューバサンドをいただく。
頬張りながら参加者同士で楽しく会話を弾ませられる、日常のすぐ近くにある非日常の空間と時間を満喫することができる最高のひととき。
さらに防水ウェを着たまま自転車に乗り、最後のスッポットへ移動。再び川に降り、上流へ向かって歩き出すリバートレッキングへ出発。
途中でジンケンさんが道中に出会う植物の説明をしてくれながら、川の中を進んでいくにつれて聞こえてくる水の音がだんだんゴーッという響きに変化していく。
たどり着いた突き当たりには滝が現れ、近づいていくと川辺よりもずっと水が冷たく感じられる。近くにある他の滝は離れたところからしか見ることはできないが、この滝は一枚岩という形ですぐ近くまで歩いて触ることもできる。
滝のすぐ側で、石積み遊びにもトライ。うまく積めるポイントは、ゴツゴツした石を不自然に積んでいくことだそう。
積み上げた石を、滝を背景に写真を撮るところまでも体験だそうで、スマホで下から立体感を持って撮る方法までジンケンさんからアドバイスをしてもらえる。
体力に自信がなくても普段あまり運動をしていなくても、電動アシスト自転車でスイスイ進められるので安心して参加できるこのツアー。
風を切って変わっていく風景を眺める楽しさ、自然の中でひとつのことに集中する面白さ、普段の忙しさから解き放たれて川の中で一体化する清々しさを満喫できる一日になるはず。
商品購入について
渓谷チェアリングとリバートレッキングを満喫する。
半日ツアー 11,000円/人〜 1日満喫ツアー 14,000円/人〜
貸切ツアー 44,000円/人〜(レンタサイクル・食事別、4名様まで同一料金)
あきる野市内で電動サイクリング、渓谷チェアリング、リバートレッキングなどの外遊び系アクティビティ
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