寿司職人になる夢、叶います
自分にしか握れない、ひとつだけの一貫を
お花屋さん、パイロット、パティシエ。現在の子どもたちにとって、少し前は「YouTuber」、今は現実的な「正社員」などという話も聞くけれど、子どもの頃になりたかった将来の夢の中に「寿司職人」を思い描いた人も少しはいるのではないだろうか。
あっという間の手捌きで、さまざまな寿司ネタが美しい形の握り寿司へと姿を変えていく。
その華麗で流れるような動きで、自分も寿司を握ることができたなら。目の前で本物の職人がその職人技を伝授してくれるのが、店舗は構えず「出張専門」として都内近郊であればどこでも握りに来てくれる、出張寿司職人 鮨川だ。
通常は出張寿司として、自宅や店舗などにやってきて本格的な江戸前寿司をその場で職人が握ってくれるが、この日は参加者に直接握り寿司の握り方をレクチャーしてくれる“握り練習会”が開かれていた。
10名以上の参加者は、オリジナル前掛けを持参する常連さんもいれば初参加という友人同士など、さまざまな顔ぶれ。まずは用意された日本酒を手に、「乾杯!」という掛け声からイベントはスタートした。
元々出張寿司職人 鮨川は、回転寿司の職人だった早川太輔さんが不要な格式やしきたりを排除して美味しく寿司の味を楽しんでもらいたい、という思いから西麻布で修業した後独立して立ち上げたそう。握り練習会は、早川さんだけでなく同様に腕を磨いた職人たちが入れ替わりに運営するというスタイル。
当日は、各テーブルごとに分かれ職人が順に握り方を配られる寿司ネタごとに見本を見せてくれ、一人ずつアドバイスをしながら何度も握りながら都度食べていく流れで進んでいく。
ネタは蒸し海老からきびれや真鯵、最後は中トロなど北海道から長崎まで、多様な産地から集められている。ネタにワサビを塗り、シャリを10グラム計ってのせ軽く握りながら形を整えていく。職人の見本の動きを見ると、あっという間にネタとシャリは美しい立体感のある寿司の姿に変えていくが、素人が見様見真似でやるにはなかなか時間がかかる。ひとつのネタに対し3〜4枚配られるので、ただひたすら繰り返していく。
寿司のイロハに詳しくなれる時間
ネタの握り方だけではなく、寿司に合う寿司専門の新潟の米を使って研ぎ方の指南も参加者一同集めて教えてくれる。直接お米にはあまり触らず、吸水もさせないように簡単に研ぐ。水とお米の割合は一対一だという。
ひとり2合分飲める日本酒も、会員にならないと飲めないという限定の日本酒も含めて4種類を用意。シャリは冷めてしまうと固くなってしまい握りにくくなってしまうので、茶碗一杯分のシャリがなくなったらその都度寿司桶に取りに行く。皆真剣にネタに向き合いながら、時には日本酒で一息つきながら、いびつだった自分で握る寿司が数を重ねるごとに丸みを帯びてそれらしい形になっていく様子を参加者同士で楽しく見比べながらどんどん握っていく。
同じテーブルになった女性2人に参加したきっかけを聞いてみると、「体験」にまつわるコンテンツを探していろいろなイベントに顔を出しているという。お互いに握った寿司を見せ合いながら、少しずつ上達していく腕前に満足しながら、愛情を込めて並べられていく寿司たちがどんどん並べられていく。
本格的な寿司店で熟練された寿司職人の握るお寿司ももちろん特別だけれど、形は悪くても愛情込めて出来上がる不揃いのお寿司は、さらに格別な味わいが口いっぱいに広がっていくに違いない。
商品購入について
自分だけの「オリジナル寿司」を握ってみる。
2024年1月9日(火)19:00〜21:00
7,000円 30貫、日本酒2号付き
会場:情報発信センター「BALL.HUBたちかわ」
(立川市柴崎町3-9-2 コトリンク3F)
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