あきる野市の五日市でかつて盛んだった泥染めの絹織物、「黒八丈(くろはちじょう)」。
昭和初期に途絶えてしまったその泥染めの手法を独学で復活させた、創業79年の糸工房 森。
「黒八丈」はヤシャブシの実を煮出して染料にし、泥に含まれる鉄分で媒染している。
黒八丈はあきる野市内の秋川のほとりで、江戸時代中期から明治・大正頃まで盛んだったという。
鉄分の多い泥の中につけて染めた後に、川の水でさらすという作業を季節を問わず行っている森博さん。
今では日本で唯一となった絹織物専用の機械を操り、気が遠くなるような工程を経て年月をかけ、少しずつでもしっかりと着実に技術を伝え、残し続けているなくてはならないお店だ。
店舗情報
営業時間 | 9:00~18:00 |
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定休日 | 不定休 |
住所 | 東京都あきる野市伊奈1129 (有)森縫合糸製造所 糸工房「森」事業部) |
電話番号 | 042-596-0250 |
主な取り扱い商品 | 幻の黒八丈 |