農園の枠を超えた、地域の活動拠点
「だれもが気軽に参加できる農園をつくろう」
という想いのもと、2013年に国立市・谷保の畑に「くにたち はたけんぼ」は開園した。
はじめは小さなコミュティから始まったが、現在は農体験と子育ての2本柱をベースとして農園、古民家、ゲストハウス、シェアスペース、認定こども園とさまざまな役割を担い、活動の幅を広げている。都心から車で20分、中央高速道路国立府中インターのすぐ側、谷保の地域に広がる広々とした田園の風景。その一角に、はたけんぼはある。多摩エリアには都市農業が多く存在しているが、農地は住宅に囲まれ農業の高齢化や相続税の問題など農業・農地における課題は山積み。
国立市の農地も同様で、この30年で85%も減少している現状がある。そんな課題を解決しながら、子ども達を中心に土や自然と触れ合える地域を目指している場所だ。
国立市の教育委員会の後援を受け、はたけんぼは子どもたちの学びの場所としての活動も行っている。フリースクールなどに通う不登校の児童向けに、はたけんぼに通い勉強をすれば学校の出席認定として認められているという。子どもたちが自由に、自分らしく、学びの支援を得られるスペースとして新たな活用が続けられている。
また、定期的にBBQや焚き火の会、婚活パーティーまで多様なイベントが開催されており、毎年7,000名を超える参加者が集う。
普段の生活では出会うことのなかった人たちと、一緒にごはんを食べ、一緒にのんびり過ごし、いろいろな価値観に出会える。「何をしても、何をしなくてもいい場所」として地域内外の人たちの拠り所になっているのが、このはたけんぼだ。
店舗情報
住所 | 国立市谷保5119 やぼろじ内 |
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電話番号 | 042-505-7200 |